芦屋市は一日までに、市税の滞納者が消費者金融などに支払ったグレーゾーン金利約九十万円を差し押さえ、滞納分として回収した。同市によると、自治体が収税対策としてこうした措置を取るのは全国でも珍しいという。
グレーゾーン金利は、利息制限法(上限20%)と出資法(同29・2%)の間の金利。罰則規定がなかったが、最高裁が昨年一月、事実上無効と認定したことを受け、過払い金として業者から取り戻す訴訟などが増えている。
芦屋市は今年三月から五月にかけ、約十年間にわたり市税約百六十万円を滞納していた夫婦が、消費者金融五社に支払った過払い金計約四百十万円を差し押さえた。うち二社が一日までに計約九十万円を返還したという。
残る三社について市は、差し押さえ分の支払いを求める訴訟を起こす方向で検討している。
神戸新聞
消費者金融